日本との出会い
ダイアナは1988年に生まれる。父親がアニメファンだったのでその影響がとても強かった。多くの子供がディズニーを愛するようにダイアナは日本のアニメを愛した。いつもそばにあったアニメ。90年代初め、子供の頃はアニソンを歌うのが好きだった。
林原めぐみ、田村直美、米倉千尋などが歌う曲はそれまで聞いたことのあるどの曲よりも素敵だった。好きすぎて、七歳ぐらいの時に両親に「日本に行って歌手になる」と話したが、両親の反応はいまいちだった。
高校留学
インターネットで情報が簡単に得られる時代ではなかった90年代、アニメ大好き少女はまだ小学生だったが「とにかく日本に行ってみよう」と決意。計画を立てるのが好きで、その頃から日本への留学も考え始めた。
2000年代に入ってダイアナ16歳の時、アメリカから友達と二人で日本に留学することが決まった。友達は札幌の高校に留学、ダイアナは四国の高校に一年間留学した。家はホームステイで何もかもが新しかった。
大学時代
高校後の進路を親に相談すると、父親は「日本で夢を追いかけたいのなら、ビザの選択肢を増やすためにも大学に行きなさい」とアドバイスを送る。
大学に四年間行くことで自分の夢がそれだけ遅れるという気持ちもあっただろうが、ダイアナは父の助言に納得し、神戸の大学に進学した。大学では幅広く日本を学んだ。一人暮らしで、サークルは音楽系に入った。
大学時代は人とのつながりを作れる良い機会だった。学生同士の繋がりだったが、アニメ業界がどんなものかとか外人の声優やアニソン歌手はいるのかなど、自分の将来につながるようなことが少しずつわかっていった。
ダイアナ・ガーネット②【自分の夢は叶えられる。】
ちょうどその頃、声優や歌手として日本でデビューしていたロシア人のジェーニャのことも知った。