囲碁用語

コミ

ハンデのこと。囲碁は黒番から始まる。先攻の黒が白より有利なので、後攻の白にはコミが与えられる。多くの棋戦でのコミは六目半。 第二次世界大戦前後の本因坊挑戦手合いのコミは四目半だったり、コミ無しで打たれたりしていた。そして五目半になり、...
囲碁用語

欠け目

一見すると眼と勘違いしてしまいそうなスペースのこと。 例えば図のH7は一見すると眼のようだが、欠け目。 J8の白かG8の白が黒なら完全な眼で、二眼をもつ黒は生きが確定する。
囲碁用語

鎮神頭(ちんしんとう)

一手で両シチョウを防ぐ手。
囲碁用語

芯(しん)を入れる

ある程度模様を大きく張ると、相手からその模様内に進入される危険性が増す。それに備えて自分の模様を補強するために石を配置することを芯を入れるという。
囲碁用語

星目(せいもく)

ハンデの一つで、碁盤上の九つの星全てに石を置いて対局を始めること。九子局と同じ。
囲碁用語

見合い(みあい)

白3の後。AとBは「白が打ちたい」と思っている場所。 そして同時に「黒が打とうかな」と思っている場所でもある。 白は打つ場所を黒がどこに打つかにゆだねている。 「あなたがAに打ってくるなら、私はB(のほう、恐らくC5)...
囲碁用語

ハネイチ

ハネを一本効かすことをプロ棋士たちは「ハネイチ」とよぶ。
囲碁用語

カケ

辺や隅にある相手の石に対して上から(中央寄りから)石を配置すること。図中の黒1(M16)がカケ。 味方の石を拠点としてそれらとの関係性を保った上で相手の石を辺や隅に追いやろうとするのがカケ。 カタに似ているが、カタは相手の模様を...
囲碁用語

ボウシ

相手の石が辺や隅から中央付近へと進出するのを阻むため、左図の黒1のように、相手の石から一間飛んだところに自分の石を置くこと。 これで相手は中央に向かって一間トビや二間トビができなくなる。 帽子を上からかぶせるように、...
囲碁用語

ワタリ

比較的離れている石同士を連絡させること。
囲碁用語

ケイマ

将棋の桂馬の動きのように石を配置すること。 ケイマは相手を攻めるときに使うもので、石の連結に難があるので守りには向かない。守るとき、逃げるときは一間トビを使う。
囲碁用語

模様(もよう)

自分の陣地になり得るかもしれないだいたいの枠組みのこと。模様を作っていくことを模様を張るという。 模様を張るときは石をかなり離して配置していく。よって自分の石と石の間には結構な隙間があって相手からの進入の余地を残す。しかし、相手が模様...
囲碁用語

高目(たかもく)

隅に近い星から一線内側寄りの場所。
囲碁用語

板六(いたろく)

板のように地が六つできている形。 辺の板六は生き。隅の板六は死に。 だから隅に自分の板六があるときは注意。
囲碁用語

スベリ

辺や隅で見られる石の動き。相手の石の下に滑り込み、相手の陣地を削りながら自陣を増やす一手。眼形を確保したいときにスベリはよく打たれる。 下図の黒1がスベリ。白石が四線(D6)にあって黒石は三線にある(C4)のが大切。相手は四線、自分は...
囲碁用語

ウチコミ

「打ち込む」こと。相手の勢力を削減する目的で打たれる一手。 その意味ではワリウチと似ているが、ワリウチの原則は九路以上ある敵陣のほぼ真ん中に打つことであるのに対し、ウチコミはそれ以下、多くて七路少なくて三路のときもある。 打ち込...
囲碁用語

ワリウチ

ワリウチとは 相手の石を「割って打つ」のでワリウチ。序盤で相手の勢力圏内に侵入する際に使われる。 相手の石同士が十分に離れていて、入っていった石から最終的に二間ビラキができるだけのスペースが最低必要。 2014年囲碁フォ...
囲碁用語

ヒラキ

開くこと ヒラキとは布石の段階で打たれるもので、隅に配置した石を基点にして、辺の星あたりに石を配置すること。開きすぎると相手から逆襲されたときにつらいので、適度に開くのがよい。その目安が辺の星あたり、ということになる。 ...
囲碁用語

スソアキ

辺付近の二線や三線において、陣地を囲いきれておらず、相手の石が自陣に入り込んでくる余地がまだ残っている状態のこと。 ズボン等の裾が「開(あ)いている」様子に見立てて、このようによばれるようになったのだろう。 上図では△の...
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カカリ

相手の星や小目の石に迫る手で、実戦でよく見られるのは以下のカカリ。 一間ガカリ ケイマガカリ オオゲイマガカリ カカリを打つ意味は大きく二つ。 一つは自陣の勢力圏側から星や小目の相手の星にかかって、相手が自陣に...
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