守り:両側から隅に閉じ込められないように。【2015-0816-1小松英樹】

右下。黒がS4にすべった局面。白番。

正解はL3への二間ビラキ。

これは黒からM3いっぱいにつめられて右下の白石を攻められるのを未然に防ぐもの。右辺上寄りの黒は安定しているので、黒はそのような打ち方ができる。

また、後々白から右辺に打ち込んだとき、黒がR6から一間トビで中央に進出してくることが予想されるが、その場合にL3の二間ビラキは安定していて攻めの対象にはなりにくいのも正解の理由。

白1でR3と三々に入るのは不正解。

上記のように黒2ではM3が予想され、白は隅で生きることを余儀なくされ窮屈。

黒4でD5と補強されたあとに、例えば右辺のR8に白が打ち込んだとしても黒に一間トビで中央に出られれば、下辺から左辺にかけての黒の巨大模様が出現し、白はおおいに不満。

白1で下辺の星(K4)も不正解。

後々の黒からのM3などへの打ち込みが気になる。

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