空き三角(あきさんかく)

囲碁用語

空き三角の形は石が3つ固まってできている。「空き三角の形になっている」とは「石を効率的に使っていない」ということ。使える石の数は無限ではないので、相手より大きな地を囲うためには一つ一つの石を効果的に使わなければならない。

対局中に空き三角を打つと、打ったその時はなんともなくても後々にその空き三角が原因となって負けに至ったということはよくある。兎にも角にも、空き三角を打つことは極力避けるようにしたほうがよい。

しかし、死活が絡んでいる場合は空き三角を打たなければならないときもあるので要注意。

図中、右上の形の黒3子を空き三角という。愚形のひとつ。

Q15の白によってO15とP14の黒2子が切断される心配がないにもかかわらず、余計な石(O14)がある。

まだ要らないのに存在する余分な石。これが愚形と呼ばれる理由。

白がP15に来たら黒はO14につげばいい(図の左上の形のように)。

右上の形は右下の形のように、一間トビの形が望ましい。

左下の黒3つの石群は空き三角を含んだ形で、これらは全て愚形。△印の黒石はそれぞれE8、C2、L6がよい。

空き三角の見分け方

図の黒3子は空き三角の形をしているが、左上は空き三角、右下は空き三角ではない。

違いは駄目がどのようにつまっているか。左上はE10(△印)の駄目は空いている。これが空き三角の特徴。一方で、右下はK5の駄目は詰まっている。

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