模様:相手模様を制限しながら模様を広げる。【2015-0830-2小松英樹】

黒番。

正解はE7のカケ。

模様を広げるときは黒と白の模様の接点を見逃してはいけない。

この問題ではE7の辺りが「模様の接点」。

そのあと白6まで白は喜んで四線を這うが、黒7でK14にボウシとなると、中央から右辺、下辺へと雄大な黒模様が出現し、黒優勢。

不正解はK14のボウシ。

右辺から中央へ広げようとする手だが、白2でF7にケイマと模様の接点に打たれて、そのあと白14まで白に中央へ入り込まれてしまう。

C8も不正解。

問題にあるような石の配置が左下で見られる場合、黒1でC8の一間ジマリは急所。

しかし、今回の問題では不正解。そのあと白4まで下辺の黒模様が消されてしまうのがその理由。

ちなみに

右辺と下辺の黒模様では下辺の方が価値が大きい。右辺は裾空き(S8)。

裾空きは価値が小さいので、右辺の黒模様よりも下辺の黒模様を大事にするのがよい。

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