安田泰敏(やすだ やすとし)

囲碁棋士

2018年2月の囲碁フォーカスで特集された。

九段。中学生がいじめを苦に自殺したという1990年代に見たニュースをきっかけに、人と向き合える囲碁が人間関係に苦しんでいる人たちを救えないかと考え始めたという。

発達障害、不登校、人間関係に躓いた子供たちが通う東京の中野にあるNPO法人翔和学園では、囲碁を毎朝の日課にしているが、この活動を始めたのは安田の考えに共鳴したからだと学園側は言う。

学園には小学生から大学生まで約70名がいるが、そのうちの20名以上が自主的に囲碁に興味をもち安田の囲碁の授業を受けている。囲碁を通して会話が増えたり集中力が高まったりした、と多くの生徒が囲碁の良い点を生き生きと話していた。

安田は「今後も囲碁で人々が豊かになっていけるように自身は歯車、繋ぎ役となって頑張っていきたい」と語っていた。

  

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