囲碁入門【6】石の生き死に

入門

石が囲まれてとられることは「石が死ぬ」と表現される。

囲碁入門【3】勝敗の決め方」のページで、図は黒が7目の差で勝ちということだったが、実は右上の黒は白に囲まれて死んでしまう可能性が残っている。

例えば、次は白の番だとする。白がH9に打つ。黒はその白を取りにいこうとG9にうつ。しかし白はJ9に打って右上の黒八子を囲むことに成功。 囲んだ黒は盤面から取り上げられ、黒石があった場所は白の陣地となる。

この結果、白の陣地は上から右にかけて26目。黒は左から下にかけて22目だが、取り上げた石は相手陣地に埋め戻すことができるというルールがあるので、白が先程取り上げた黒八子は黒の陣地に埋められることになる。

よって黒の陣地は22目から8目を引いて、14目ということになる。この結果、白が12目差で勝利。囲碁は陣地を取るゲームだが、同時に自分の石の生死にも常に気を配らないといけないゲームだということを覚えておかなければならない。

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