藤沢秀行と碁

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絶えぬ碁への情熱

競輪や競馬をしていても頭の片隅にはいつも碁のことを考えていた、と高尾紳路は言う。ちなみに高尾は馬を所有するほどの競馬ファンだが、高尾の競馬好きは秀行の影響だろうか。

大酒飲みだが碁の勉強を怠らない。武宮正樹によると、秀行は酒はウイスキーしか飲まないらしい。それをあびるように飲み続ける。それでも碁は勉強している。

碁に対する姿勢は妻も感心していた。碁に対する姿勢はモトも感心していて、対局前夜は寝ないで先輩たちの本を勉強したりして本当に熱心だった、と振り返っていた。

秀行が朝出かけた後に長男の秀樹が何気なく秀行の部屋に入る。すると碁罫紙(ごけいし)が枕元に置いてあった。碁罫紙には赤と青の数字がびっしり。対局に備えて戦略を練っていたのだろう、と秀樹は推測する。

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