初心者必見:囲碁というゲームの基本的なルール

入門

はじめに

囲碁は決して華やかなものではありませんし社会的な知名度も高いわけではありません。よく比較される将棋にはいつも先を行かれている印象です。囲碁のことを何も知らない人はこの世に多いと思います。

囲碁の勝敗の決め方はいたってシンプルですが、その勝ち負けが決まるまでのプロセスでいろいろと厄介な内容のルールがあったりするために「囲碁は難しい」と思われることが少なくないのでしょう。

ここでは囲碁を全く知らない人や初心者の方々向けに、囲碁というゲームの概要のみをお伝えします。

囲碁は陣取りゲーム

将棋と囲碁はよく一緒にされがちです。同じボードゲームで、おじいさんたちが好きなもの。ですが、勝つためにすべきことが違います。

将棋は相手の王様を仕留めたら勝てますが、囲碁では大きな陣地を作ったほうが勝ちます。自分の陣地をいかに効率的に相手より大きく作れるかが勝負なのです。

石の役割

陣地を作るために必要なものが碁石です。自分の番が来たら碁石を一つ盤面の交点に置くことができます。

石は「杭」のような役割を果たします。陣地を作ろうと思う場所に自分の石を置いていき「ここが私の陣地の境界線です」と相手にアピールしていきます。

自分の石同士を離して置きすぎると、あいた石の間を相手に突破されて自分の陣地が小さくなるかもしれませんから、適度な距離感を保ちながら「杭」を打ってフェンスを築いていきます。

石のもう一つの役割

石は自分の陣地を作るための「杭」でありますが、その杭には特別な力が与えられています。それが「相手の石を囲むとその相手の石を盤面から取り上げることができる」という力です。

石を取ることを「石を殺す」とも実際に言いますので、囲碁はまさに生死をかけた戦いなのです。

殺す石の数に限りはありません。相手の石を取れるなら取れるぶんだけ取ってしまっても構いません。

しかし、囲碁の勝ち負けは最終的には陣地の大きさで決まるので、相手の石を多く取ることが勝ちに必ずしも結びつくとは限りません。

取った石で相手陣地を埋める

取った石は対局が終わって陣地の大きさを数えるときに、相手の陣地に埋め戻すことができます。つまり相手の石をたくさん取ったなら相手の陣地はそれだけ狭められます。

終わり方

両対局者がこれ以上の陣地拡大は見込めない、相手の石を取ることもできないと判断したら、陣地を数える作業に入って勝ち負けを決めます。自分に勝ち目がないと判断したときは途中で投了をすることもできます。

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