中根直行(なかね なおゆき)

囲碁棋士

2016年にNHK杯の初解説

子供の頃は録画して毎回見ていたという。中根にとってそんな夢の番組に出られて嬉しかったに違いない。

話術

「いまでしょ」、「じぇじぇじぇ」など流行した言葉を交えながら解説を進行していたが、「いまでしょ」を言うタイミングを外していたのには閉口。

話術と話の間については、囲碁界では趙治勲が群を抜いているが、中根には趙を超える話術を身につけて、またNHK杯の解説にもどってきてほしい。

自虐ネタ

新垣朱武と中野寛也には随分負かされているようで、番組の冒頭では、この二人には負けてばっかり、と自虐ネタでスタート。

「中根は弱いんだ」というイメージを視聴者に植えつけておき、解説中には特に序盤対局者の次の一手をことごとく外すので「この解説者大丈夫?」と思った囲碁ファンも少なくなかったのではないだろうか。

自虐ネタが好きなようで「黒地はダイエット前の私の体重、白地は今の私の体重」と地の大きさを自分の体重で表現。勢いあまって「十目」を「十キロ」と言ってみたり、中根節は止まらない。

中根の解説を聞き手の長島梢恵が引き笑いするほど楽しんでいたのがとても印象的だった。

体格

番組がスタートして最初に中根が映されたとき、関取かと一瞬思うくらい太っていてびっくりした。こんな棋士がいるんだと思った。

しかしだんだん慣れてきて、丸いゆるキャラみたいでかわいらしくも思えてくる。

収録中は汗をかきまくったらしいが、初めての夢の舞台だし、新垣と中野の対局は大熱戦だったし、太ってるんだから仕方ない。

2018年に二回目のNHK杯解説

2018年の1月には二回目の解説でNHK杯に出演。羽根直樹と伊田篤史の対局。両者共に日本棋院中部総本部に所属していて、山根も中部の棋士ということで呼ばれたのだろうか。

同じ所属ならではのエピソードなどをたくさん聞きたかったが、ほとんどそういう話を聞けなかったのが残念。

ゆっくりわかりやすく解説しようということなのかもしれないが、今回は一回目と比べると話すテンポが悪かった。

番組冒頭で「今日の私の一手は」とボケるも思い切りすべっていた。

ちなみに、「今日の私の一手」は対局の勝者が番組の最後に対局を振り返る短いコーナーである。中根は対局者としての出場はまだないので、勝者の気分を少しでも味わいたかったということにしておこう。

ダジャレ

囲碁に関したダジャレを自分のブログに何個も書いている。

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