定石:小目のコゲイマジマリから両翼を広げられたら

囲碁定石

相手が小目からコゲイマジマリの場合、三々に入って隅を荒らすことは不可能なので、両翼が広がっている場合は特に中央寄りから相手の石をボウシすることが多い。実践はこちら

下図の場合、黒1がC15の白一子に対してのボウシ。

ボウシの後の白の打ち方によって、以下の二つの定石を使い分ける。

白2でD14へのコスミの場合

黒1から黒7まで。辺の星に両翼を広げた相手の勢力圏で治まる定石。

白2でD14へのコスミの場合、E17のツケが大事。黒7でH17に二間ビラキすれば、K18へのスベリと中央への逃げ出しが見合い。

この定石は、辺の星辺りにある相手の両翼の「翼の先」にある石が四線にあるときに使われる。

白2でF16へのケイマの場合

黒11まで。

黒3でC14のツケ。白4でB14の後黒5のキリ(B15)。白6で抱えたら(B16)黒7でD15にアタリが大切。

そのあと黒11ではE12に軽く打って左辺から中央への脱出をはかる。

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