対局期間
郵便碁とは葉書きで一手ずつ対局を進めていく碁。郵便碁で一局を終えるには約1年から2年がかかる。
早碁の間反対に位置する対局方法といえる。
日本郵便碁愛好会
郵便碁は誰でもやろうと思えばできるだろうが、日本郵便碁愛好会という団体があるので、それに参加すると郵便碁を打ちたい人たちを紹介してくれたりするなどして郵便碁をスムーズに始められるのだろう。
持ち込み可の試験に似ている
日本郵便碁愛好会の方々によると、郵便碁では人に聞くのはあまりよろしくないが、碁の本を見たりしながら次の一手を考えて打つのは構わないらしい。
郵便碁ではない普通の対局で打てないような難解な定石を本を見ながら郵便碁で一手一手進めて理解を深める、というようなことに郵便碁が使われることは少なくない。
対局数
郵便碁ではたいてい同じ人と同時に四局進めていくことが多い。
つまり、一枚の葉書きに四局分の次の一手を書いて投函する。
書き間違いがわかったら、お互い早めに伝え合う。そうすればだいたいは訂正できる。これも葉書きで。
郵便碁の楽しさ
郵便碁を始めると最初はじれったいが徐々に待ち遠しくなるようだ。
相手の反応を考える楽しさがあったり、しばらく返信がないと相手を心配に思ったりするという。
互いに顔も素性も知らないで打ってるわけだから、どんな人かがわかる唯一の手がかりは余白に書かれる文言。
季節の挨拶だったり、川柳だったり、近況報告だったり、囲碁とは関係ない余白のメッセージを読む楽しさも郵便碁ならではのようだ。