黒(顧師言)が、鎮神頭で白(伴小勝雄)を退ける。
平安時代
黒:顧師言(こしげん)
白:伴小勝雄(ともの おかつお)
四隅の星に二子ずつ置いて対局が始まる。
序盤から戦いが始まる。白も黒も手数を伸ばして相手の石に襲い掛かろうとしている。
そして放たれた白30(D12)。白の伴小勝雄は分断された二つの黒のうち、一つは取れると確信した。
しかし、そのあと黒が粘って黒45(G8)に放った一手が勝負を決める。
この手は両シチョウにある両方の黒を救い出してしまう手で、鎮神頭と呼ばれる。
鎮神頭(ちんしんとう)
一手で両シチョウを防ぐ手。