2018年4月の囲碁フォーカスで特集された。
略歴等
2018年度囲碁フォーカス前期の講師。既婚。父はNHK杯出場経験もある泉谷政憲(まさのり)七段。小学生で囲碁を興味をもち1985年に15歳で入段した。1989年の第14期新人王戦では決勝で依田紀基と対局し準優勝。
普及活動
父親の影響で、泉谷は10代のころからすでに囲碁を教える仕事はしていて、現在は老人ホームに赴いて囲碁の教室を開催することもしている。
棋士じゃないなら芸人
ダジャレが好きで囲碁を教えるときはよく使う。例えば、手抜きでいい局面は「ホットケーキ(ほっとく)」、序盤から急いだり相手の模様に焼きもちを焼いたりすると「朝からバタバタしない」などと表現する。泉谷の囲碁教室の生徒には好評だが、家族からは結構うんざりされているようだ。
もし棋士になっていなければコメディアンや芸人になりたいと泉谷はいう。棋士である今でも需要があればそういう仕事もしてみたいと意欲を示していた。
院生師範
院生になるための道は険しい。たとえプロになれなくても、院生経験から何かを得てほしい。そういう考えと共に、現在は院生師範として院生の指導にあたっている。マナーや姿勢には厳しいようで、怒ると非常に怖いと院生は口にする。
しかし怖さ一辺倒ではなく、検討では院生の手を否定しないで褒めることを忘れない。一人一人の個性を摘むようなことは絶対にしたくないという強いポリシーが泉谷にはある。
院生がプロ囲碁棋士になれる確率は約5パーセント。
院生は囲碁プロ棋士の卵で、院生になるためには以下の条件を満たさなければならない。