井山裕太(いやま ゆうた)

囲碁棋士

2014年1月放送のプロフェッショナルで特集された。

「自分を信じる力」

2008年の名人戦でこの思いをより強くしたようだ。当時の名人タイトル保持者、張栩は自信に漲っていた。張栩の打つ手がどれも良い手だと思えてきてしまう、と挑戦者だった井山は振り返る。相手の迫力に押されて、自分が良いと思う一手を打つ勇気がもてない。結果としてぬるい手を打ってしまう。そんな自分が悔しくて、対局後に控え室で涙したという。

「安全は、最善な策ではない」

安全な手が積もり積もれば結果としてその対局で負けてしまう可能性もある。だから井山は常に最強の手を追求する。

師匠は石井邦生九段

石井は細かいことは多くは教えず、井山の個性をのばすために、「元気いっぱいに打ちなさい」と指導したという。

子供の頃に中国の囲碁棋士、陳耀ヨウ(ちん ようよう)に完敗。

それ以来、世界一とも呼ばれる陳は井山にとって目指すべき棋士であり、超えなければならない存在。

その他

寿司ネタではイカが好き。

結婚していたときはいわゆる単身赴任で、自宅は大阪にあるが東京にワンルームをかりていた。

イチローと井山

2017年3月放送の成功の遺伝子で特集された。幼い頃にはプロ野球選手になりたかった井山。プロ棋士としての井山に影響を与えた人物として、井山はイチローの名をあげる。2009年のワールドベースボールクラシック決勝。大会を通して調子が悪かったイチローだが、決勝戦の最後の最後でセンター前に二点勝ち越し打をはなつ。大舞台で結果を出すイチローには学ぶべきことが多かったに違いない。

以下は2016年の棋聖戦に臨む井山裕太について動画。

タイトルとURLをコピーしました