ヒラキ

囲碁用語

開くこと

ヒラキとは布石の段階で打たれるもので、隅に配置した石を基点にして、辺の星あたりに石を配置すること。開きすぎると相手から逆襲されたときにつらいので、適度に開くのがよい。その目安が辺の星あたり、ということになる。

布石:どちらの辺に開くべきか。【2017-0430-1小山竜吾】
黒1が問題。正解はK4など、下辺に開く。他に、K3、J3も正解。右下で閉まっている黒に対して下辺の星のあたりは「シマリの背中」で、開くならその方向に開くのがよい。また、辺に開くときは三線で二間ビラキできる余裕があるところまでが限界点。H3は
布石:高い位の味方の補強が急務。【2017-0430-2小山竜吾】
黒1が問題。正解はK17など、上辺に開く。O16の黒は四線と高い位にあるので、右上の黒は閉まっているとはいえない。補強が必要。R9は不正解。右辺の白を攻めようという手だが、白2でJ17の好点に打たれて、閉まっていない右上の黒はいよいよ危なく
布石:どこまで広げていいものか。【2017-0430-3小山竜吾】
黒1が問題。正解はJ17まで開く。白2でL17などに打ち込まれても、F17へ二間ビラキできる余地が残っている。H17は不正解。白2でK17に打ち込まれたとき、黒3で二間ビラキしようとE17に打つと、白4でD17。二間ビラキした黒石は白二子に

両翼を広げる

隅の星から両辺に開いた形は鳥が翼を広げたように雄大に見えるので、両翼を広げた好形といわれる。

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