互先で人間がコンピュータに負ける日は来るのか。

囲碁AI・人工知能

2013年4月の囲碁フォーカスで人工知能が特集された。

日本人が開発した囲碁のコンピュータプログラムの中では最強といわれる「Zen」が、2012年3月武宮正樹に四子局で圧勝したことで、一気に注目度が増したコンピュータ囲碁。

現在、コンピュータ囲碁界では日本の「Zen」とフランスの「Crazy Stone」が二強といわれている。

UEC杯

電気通信大学が主催するUEC杯はコンピュータ囲碁の大会で、2007年から毎年開催されている。参加チームは日本からだけでなく、アメリカ、チェコ、フランス、カナダなどからもやってくる。

大会の目的は「囲碁というゲームを使って優秀なアルゴリズム(答えを導くための論理的な手順)のプログラムを決めるということを通して人工知能の発展に寄与したい」ということ。

電聖戦

2013年、電気通信大学で第一回電聖戦が行われた。電聖戦はコンピュータ囲碁とプロ棋士が対局する大会。

第一回では、2013年UEC杯優勝のCrazy Stoneと準優勝のZenが四子局で二十四世本因坊秀芳(石田芳夫)に挑戦した。

第一局では石田がZenに中押し勝ち。第二局ではCrazy Stoneが石田に3目勝ち。

対局後、Crazy Stoneについて石田は「Zenより定石などをよく知っていて、アマチュア6段の上くらい」と評していた。

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