普及指導員に必要な経費に全くふれない番組。

囲碁雑学

2014年2月の囲碁フォーカスでは普及指導員の特集をしていた。囲碁を通して交流ができて、世の中に役立つことができるのだが、それにはかなりのお金が要る。

初期登録料(1期は3年)

普及指導員にたどり着くまでにはある程度のまとまったお金がいる。以下は日本棋院のウェブサイトから情報を抜粋したもの。

普及指導員として日本棋院に自分を登録するために必要な料金。

  • 1期目:52500円
  • 2期目以降:5250円

日本棋院会員

普及指導員になるには日本棋院会員でなければならない。

賛助会員、後援会員など、いろいろな種類の会員があるようで、どの会員になればいいのかはよくわからないが、年額3150円から10万5000円のものまで実に様々。

初段以上の免状

普及指導員になるにはある程度の囲碁の棋力がなければならない。それを証明するために日本棋院が発行する免状が必要になる。

初段の免状取得には最高で31500円が必要。段があがると手数料はどんどんあがり、六段の免状取得にはなんと21万円かかる。

囲碁の普及を手伝ってもらう人たちから相当な金をとる日本棋院の仕組みに違和感を感じる人も少なくないだろう。

初段の力があって囲碁の普及に情熱があるものの、お金がなくては日本棋院の普及指導員にはなれない。

なれなければ日本棋院の普及指導員研修会などのサポートを受けることはできない。

日本棋院は「お金がない?ではお引き取りください。」と言っているようなもの。

「囲碁は金持ちの道楽だ」という人が存在する理由は、実際に結構な金がかかる上記のような制度にも起因しているに違いない。

アマチュアの棋力を認定する免状料は高すぎる。
日本棋院はアマチュアの棋力をはかり免状を出してくれるが、ただではやってくれない。
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