棋士200人が選んだ語り継ぎたい妙手・名手 第3位 本因坊丈和

古碁

白:本因坊丈和
黒:赤星因徹

天保6年(1835年)、江戸時代の対局。

白4が問題。黒1でコスんで、白2で守って、黒3でハネ。

白4でT5なら、そのあと黒は先手でE9にまわれる。

しかし丈和は白4でS9と打った。この手がプロ棋士が語り継ぎたい名手。

そのあと白は先手でC7へ打ち込むことができた。

山城宏によると、この手を知らないプロの棋士はいない、というくらい有名な手だそうだ。

ちなみに、黒番の赤星は対局後に血を吐いてしまったらしく、それ故にこの対局は「吐血の局」とよばれるようになったという。

棋士200人が選んだ語り継ぎたい妙手・名手 ベスト10
2014年9月の囲碁フォーカスで特集された。元々は日本棋院の囲碁新聞の企画。 第1位 加藤正夫・神業のヨセ(詳細ページ)  第2位 本因坊秀栄・盲点の捨て石(詳細ページ) 第3位 本因坊丈和・丈和の三妙手(詳細ページ) 第...
タイトルとURLをコピーしました