囲碁用語

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タケフ

図で白がD6に入ってきた場合、黒はD5に打てば切れない。 このような黒四子の形(二子が一間とんで並んでいる)をタケフという。
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団子(だんご)

石が集まった状態をいう。愚形の1つ。 左図の場合、左の黒6子は地をつくっているが、右の黒6子はかたまっているだけで、地をつくるのに何も役立っていない。 団子形(だんごがたち)は地を形成するのに効率が悪いので、自分の石...
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デギリ

「出て切る」こと。相手の石を切断することを「キリ」というが、それの派生語。 相手に遮られたにもかかわらず、キリを敢行する場合に「デギリ」という。 図の場合、黒3がデギリ。 白が白2で、白の陣地に入ってこないように黒石を止め...
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ニ立三析(にりつさんせき)

図の△の黒石が二立三析。2つ並んでいる黒石から三間(さんげん)とんで黒石を配置する。 三析は三間のこと。この形はなかなか相手から攻められにくいので多用される。 もし白にR8に打ち込まれたら 打ち込まれた白石を取ろう...
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シチョウ

中国由来の言葉と推測されるが、語源は江戸時代にはすでに不明だったと言われている。
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劫(こう)ダテ

自分が劫を取り返すには、劫以外のどこか他の場所に一度打つ必要があるが、それは相手が嫌がるような場所でなければならない。 そのような相手に多大なダメージを負わすことができそうな地点を「劫ダテ」とよぶ。 当たり前だが、相手の陣形に隙...
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花見劫(はなみこう)

自分は勝っても負けても痛くもかゆくもないが、相手は劫の勝ち負けが生死に関わる場合がある。そのような場合を花見劫という。 自分は花見をしながらリラックスしているかのように劫を打っていればよいのだから。
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二段バネ

図の白4、白6のようにハネの上にさらにハネること。二段バネの石は捨て石となることが多い。 図でも二段バネした石はとられてしまうが、一方で黒二子をとれる。よく出てくる形なので覚えておくと便利。 二段バネを打つと自分の石の断点は...
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シノギ

相手の石がまわりに多くある中で、生きるのが非常に困難と思われながらも何とか「しのいで」二眼を確保して自分の石をとられないようにすること。相手の陣地になる可能性のあったところに入っていって、結果的に相手の陣地を狭めることができる。 20...
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モタレ攻め(もたれぜめ)

モタレ攻め カラミ攻めともいう。相手を攻めている最中に、結構離れた違う場所にある相手の石を攻める土台をつくっていくこと。無関係にいきなり辺鄙な場所に打つのではない。 例えば、図では、黒33がもたれ攻め。黒33の黒一子...
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サバキ

弱い石や孤立した石を相手にただ取らせるのではなく、捨て石として活用しながら自分に得をさせる打ち方。 「サバキはツケから」という格言があるように、さばくときは相手の一子につけることが非常に多い。
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攻め(せめ)

囲碁での「攻め」とは相手の石をとることではない。 相手の石の根拠を奪ったりして二眼を作らせず、自分の石を強くしていったり、自分の地を広げていったりすること。 もちろん、そのように相手の石を攻め続けて最終的にそれが取れるのなら、そ...
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ハザマ

△の場所がハザマ。図の場合、白二子は連絡しておらず、つなげるにはハザマの場所に打つ必要がある。だから黒は白を分断したければ、ハザマに打てばいい。白が動いてきたら、黒は同じ方向に動けばいい。そうすれば自然と白を分断できる。
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隅の八目(すみのはちもく)

隅にできる長方形の八目のこと。隅の板八、バカ八ともよばれる。図の場合、白から急所のS17に打てばセキになる。だからその前に黒は二の一(T18)などに一手加えなければならない。
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中押し勝ち(ちゅうおしがち)

相手が投了したことによる勝ちのこと。ちなみに、投了するときは「ありません」と相手に伝える。 「もうこれ以上打つ場所はありません」とか「あなたを負かすための良い手がありません」などの意味。
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サルスベリ

サルスベリ その1 左図ではG2の白石から白1のように斜めに大きく打って相手陣内に進入し、相手陣地を狭くしようとしている。 この一手を「サルスベリ」という。 サルスベリは「オオゲイマ」でスベること。 ...
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打ち込み十番碁(うちこみじゅうばんご)

打ち込み十番碁によって、同じ段の棋士を序列化することができる。 棋士にとっては己のプライドを賭けた命がけの戦いといっても過言ではない。 4勝0敗、5勝1敗など4つ勝ち越した場合、実力差があるとして手合い割が変更される。これを「打...
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薄い(うすい)

相手から攻められる心配がある石を形容するときに使われる。反意語は「厚い」。
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厚い(あつい)

相手から攻められる心配がないか、ほとんどない石を形容するときに使われる。反意語は「薄い」。
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ウッテガエシ

「打手返し」とも書く。自分の石を一子捨て石として利用して、より多くの相手の石を捕獲すること。 図で、黒1はわざわざアタリの場所に入っていった。白2でその黒一子をとると、黒3では黒1とまた同じところに打ち、白三子を取ることに成功...
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